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るん
元日本語教師
・日本語学校(非常勤)約4年
・日本語教師養成講座420時間修了
・日本語教育能力検定合格
・現在はWEBライター&blog中心に在宅ワーク
・日本語教師の経験と在宅ワークについて発信していきます!
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日本語教師は英語できないとダメ?【日本語教師あるある】

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るん

日本語教師になりたいけど英語できない…

今回は「日本語教師に興味あるけど英語できない…」と思われている方に向けた記事です。

前は「日本語教師は国内で働くなら英語できなくても大丈夫!」と言われていました。

今も一部ではそう言われています。

私もお恥ずかしながら英語ができません…。

しかし、日本語教師としての経験を積むにつれ私の考えも変わってきました。

英語ができなくても日本語教師にはなれるけど「できれば英語ができた方がいい!」「英語できなくても何らかの外国語の学習経験はあったほうがいい!」ということです。

遅まきながら、私も日本語教師生活の終盤で中国語に挑戦しました。

もっと早くに外国語の学習を真面目にしておけばよかったと思いました。

目次

日本語教師あるある①「日本語教師=英語がペラペラ」と思われる

たぶんこれは日本教師あるあるだと思います。

「仕事は日本語教師をしています」と言うとほぼ100%言われること。

それは「だったら英語がペラペラなんですね!」

この会話は嫌になるほどもう何十回と繰り返しました。

世間の日本語教師のイメージって「日本語教師=英語ができる」なんですよね…。

そのたびに英語ができない私は「いやいや英語できないんです…」と答える羽目になりました。

苦笑いをしたくなる思い出です。(笑)

日本語教師あるある②学習者の“わからない”がわからない

これも日本語教師あるあるだと思うんですが、「学習者の“わからない”がわからない!」ということです。

私が英語ができなくても外国語学習経験があったほうがいい!と思う理由はまさにこれです。

私たちは日本語を自然に習得している場合がほとんどなので、学習者のつまづきポイントがわからないことが多いです。

日本語しかできないと「なんでこんな簡単なこともわからないの?」という謎の上から目線になりがち。

外国語の学習経験があれば、外国語の上達が簡単ではないことがわかるはずです。

学習者の立場に立つことも日本語教師としては大事ですよ。

るん

私も中国語の学習を始めて、オール外国語で授業される難しさを痛感しました。こういう授業っていいな、こういう授業はイマイチだなとイチ学習者の目線にたって授業を客観的に分析できるのも面白かったです。

日本で日本語学校などで働く場合は基本的に英語不要だが英単語を聞かれることも

日本で日本語学校で働く場合は留学生の出身国が様々という事情もあって直説法(日本語だけ)で教える場合がほとんどです。

学校によりますが、授業を英語のみですることは普通の日本語学校ではほぼないと言っていいでしょう。

それゆえ、「国内では英語ができなくても日本語だけでOK」と一部では言われています。

でもね…日本語学校には欧米系の学習者ではなくても英語が得意な国の人たちもいます。

私が元いた日本語学校ではネパール人が多かったため、「この日本語は英語で何ですか」とたびたび聞かれていました。

聞かれるたびに「この手の質問がまた来たか…」と憂鬱になっていました。

ここでサクッと英語で答えることができれば学習者からの信頼も得られる場面です。

英語ができる方は、存分に力を発揮してくださいね。

るん

私の場合は隠しててもしょうがないので、英語ができないことは学習者に言って、調べさせてもらってました。でもこういった質問はよくありました…

ちなみに日本国内の日本語教師でも英語で教える求人も中にはあります。

オンラインで働く場合は英語ができなくても外国語ができた方が断然有利!

コロナ以降、日本語教師もオンラインで働く人も多くなりました。

有名どころでいうと、italkipreplyなどがありますね。

日本語をオンラインプラットフォームで教える場合、英語はもちろん他の外国語ができた方が学習者を獲得しやすくなるというメリットがあります。

特に、オンラインの場合は画面上のコミュニケーションのみで授業を進めなければなりません。

日本語を習ったことがないゼロ初級者は経験値が高い先生でないと日本語のみのレッスンというのはかなり厳しいです。

オンラインで日本語だけで授業をする場合はある程度日本語がわかる初中級者以降がいいでしょう。

るん

私もオンラインで中国語を習っていたときは段階を経て中国語のみのレッスンになりました。

海外で働く場合はその国の言語を話せた方がいい

海外で日本語教師をする場合は、その国の言語を話せた方がいいです。

実際に現地で生活をするとなると言語力0のままでずっと押し通すことはなかなか難しいと思います。

海外でも日本国内と同じ環境を作るために日本語だけの直接法で授業をしているところもあります。

日本語教師がその国の言葉に精通している場合は日本語と外国語を織り交ぜて授業がされることもあるようです。

普通に考えて、学習者の出身が同じ場合は最初は特にその国の言語で教えた方が手っ取り早いですからね。

るん

実は「語学不要」と書いてあった海外の日本語学校の面接を受けたことがあるのですが、面接の場で言語力を試すテストがありました。もちろん不採用でした…(泣)
詳細はまた別の機会に記事にしたいと思います。

まとめ

日本語教師は英語ができなくてもなれます!

ただ、日本語教師を続けていくなら幅も広がりますし、学習者の気持ちがわかるためにも英語や他の外国語の学習経験はあったほうが断然いいです。

駆け出し日本語教師のときは、外国語を習う余裕はないかもしれませんが落ち着いてきたら外国語を学ぶのもいいかもしれません。

この記事が何かのお役にたてれば幸いです。

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この記事を書いた人

元日本語教師
・日本語学校(非常勤)約4年
・日本語教師養成講座420時間修了
・日本語教育能力検定試験合格
・現在はWEBライター、blog中心に在宅ワーク
・日本語教師の経験と在宅ワークについて発信していきます!

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