日本語教師って30代でもなれるの?
日本語教師はそもそも何歳までなれる?
日本語教師に興味はあるけど自分の年齢でなれるのか?不安に思っている方もいるかもしれませんね。
一般の転職では「35歳の壁」とささやかれることもあるようで「30代で日本語教師になるのは遅いのでは?」と思われている人もいるでしょう。
結論から先に言うと30代で日本語教師になるのは全然遅くないです!!
むしろ、30代は日本語教師業界では若いほうです…!
私は31歳のときに日本語教師養成講座に通い始めました。
同じ養成講座には20代の仲間もいましたが、30代、40代、50代、そして定年退職したシニア層まで幅広かったです。
この記事では30代以降で日本語教師になるメリット&デメリットについて解説していますのでぜひ最後までご覧くださいね!
日本語教師30代からなるメリットは社会人経験がある&学習者とのほどよい距離感
個人的に、30代から日本語教師になるのはありだと思います!!!
私が実際30代から日本語教師になったのもありますが、それ以上に社会人経験がある日本語教師って貴重なんですよね。
元いた日本語学校に新卒で日本語教師になった先生がいましたが、言い方やメールに癖があって社会人としてどうだろうと思うことが多々ありました。彼女は理事長に指摘を受けていました。
学習者はこれから日本の社会の中で働きたい人もいるので、ビジネス日本語を学びたい学習者も多いです。
社会人経験がある先生は重宝されます。
また、30代の日本語教師は学習者と年齢がほどよく離れていて、学習者と年齢がほどよく近くてちょうどいいです。
※例外もあります
個人的には私も大学卒業したての経験の浅い若い先生に教えてもらうよりベテランの先生に教えてもらいたい派です。
知り合いの先生は20代の頃は学習者になめられないように気をつけていたそうですよ。
ただし、注意点もあって30代以降で日本語教師にキャリアチェンジしたい人は自分の将来のビジョンをよく考えていた方がいいです。
私の日本語教師養成講座の仲間は仕事をやめることに踏ん切りがつかず、せっかく日本語教師の資格を取っても日本語教師にならずじまいだった人もいます。
もちろん日本語教師の資格をとったのは無駄ではありません。
人生のどこかでいきるでしょう。
しかし、決して安くはない日本語教師養成講座の費用を出すなら「日本語教師という職業で自分の将来をどのようにしていきたいか」ビジョンを描くことは大切です。
私は日本語教師になってからのビジョンを考えてなかったので行き当たりばったりになってしまいました。反面教師にしていただけると幸いです(笑)
日本語教師40代、50代、シニアでなるメリットは定年がない&経験を活かせる
日本語教師は一般的に「何歳まで」という定義がないです。
勤め先にもよりますが、「定年」という概念もないため年齢を気にすることなく働ける職業とも言えます。
そのため、30代と言わず、40代、50代、それ以上の年齢から目指す人も大勢います。
私が日本語教師養成講座に通ったのは31歳の時でしたが、クラスには私以上の年齢の方がたくさんいました。
中には定年退職したor定年退職間近のシニア層もいらっしゃいましたよ。
定年退職したおじさまは将来海外に住みたいから、その時のために日本語教師の資格がほしい、と言っていました。
日本語教師は日本語だけではなく、日本の文化や社会について授業をすることもありますし、学習者から聞かれることもあります。
日本語教師は経験がものをいう職業です。
そのため、個人的には年齢が上がれば上がるほど深みがでてきていい日本語教師になれると思います。
日本語教師は専門職であるため、難しくもありますがやりがいがある職業です。
40代以上でも年齢を気にすることなく挑戦できるのは日本語教師のいいところです。
日本語教師になって大変なこと
どんな仕事でもメリットデメリットはあるように、日本語教師にも大変なことがあります。
30代以降で日本語教師になる場合、上司が自分より若い場合がある
30代以降で日本語教師になって日本語学校など教育機関に勤める場合は上司が自分より若い場合があります。
※上司と便宜上使っています。ここでの上司=同僚の先生や教務主任など
これは日本語教師に限らず、一般の転職でも同じことが言えると思います。
勤め先の教育機関の上司や先輩が自分より年下でも先輩や上司にはある程度従う必要があるでしょう。
プライドが邪魔して自分勝手に授業するなどしたら、あとから職場の人との関係が悪くなる可能性があるので気をつけてくださいね。
30代以上で日本語教師になるならビジョンが大切!稼ぎたい人には不向き
日本語教師は忙しいわりに給料が安い、雇用が不安定と言われています。
フリーランスで活動する場合は、ちょっと事情が変わりますが日本語教師は基本的にめちゃくちゃ稼ぎたい!という人には向いてないです。
日本語教師の仕事は給料が安く、雇用が不安定なことも多いので、生活していけるのか?というのは見極めた方がいいですね。
あまりこんなこと言いたくはないですが
仕事で1000万稼ぎたい!!という人は他の業界で活躍されることをおすすめします。
特に、一人暮らしの方や扶養する家族がいる場合は日本語教師の収入面についてよく考えてみてくださいね。
自分より年下、年上を教える場合あり!学習者の目線に合わせる必要がある
例えば50代で日本語教師になって日本語学校の学習者は20代というのはよくあることです。
「最近の若者は…」などと思わずに、学習者の目線にたって授業を進めることも大事です。
私の経験上ですが、50代の日本語教師の方を見ていると厳しいときは厳しく、その反面、学習者と楽しむときは楽しむ(冗談を言う)などされている先生は20代の若い学習者からも人気がありましたよ。
特に海外で日本語教師になる場合ですが、20代、30代で学習者がシニア層というのもあるでしょう。
学習者がシニア層の場合は経験も豊富でバックグラウンドも様々です。
若い学習者とは興味関心も異なるでしょう。
シニア層に教えるときは自分より年下の学習者に教えるときとまた違った準備が必要ですね。
まとめ
日本語教師は30代からでも遅くないです!!
むしろ、日本語教師業界の割合としては30代の日本語教師は若い方だと思います。
日本語教師は何歳からでも始められ、基本的には定年もないので
30代だけではなく、40代、50代、シニアから目指すことも可能です!
ご自身の状況と合わせて検討いただければ幸いです!!